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空家問題



昨今、空家問題が取り沙汰されて居るが、これは大きな問題である、と私は考えます。

以下、実例を交えてお話し致します。

私の寺にお若いご夫婦がお出でになり、家の祈祷をお申込み頂きました。

家は、中古であれ高い買い物である。
かなりの決断が必要である。

家はしあわせな生活を司る柱。
霊的にも清浄でありたいと願うのは当然である。
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新築の家でも、地鎮祭はおろか、お祓いもしない現状をよく目にする事があります。

私は日を選び、依頼のあった家に向かいました。
室内は綺麗に清掃が施され、良い状態である。
しかし一つ問題がありました。

前の住人が、お一方《霊体》生前と変わらずに生活されて居たのである。
私は、説得《浄霊》を始めました。

ご本人は、未だ自身が死んだ事を理解して居ないのである。
私は優しく説得を重ね、ようやく納得されました。
それから、故人を霊界に送り届けて次の段階に入りました。

次の段階とは、家と土地の浄化であります。
加持祈祷を済ませ、頼まれた家の守護尊を祭壇にお祀り申し上げ、一件落着である。

家は、生気を帯びて生き返りました。
この先、長くしあわせに過ごされるようにと願い、この家を後にしました。

その後、若いご夫婦には赤ちゃんが授かり、しあわせな毎日を過ごされておられます。

家は、ただ単なる箱ではありません。
長期的に留守にする時は、然るべき措置を施される事をお勧めします。

南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院 院主永作優三輝



(慈白のひとり言)
最近、空家が増えてきました。家主の方はお亡くなりになり、子供は別に所帯を持ち空家になってしまうという事が多いのです。
私の近所でも多いです。

家が居心地良ければ、住んでいる人も心地よい毎日を過ごすことが出来ます。
家は寝に帰るだけの場所にするか、幸せな生活を司る柱にするかは私たちの心がけに寄るのかもと思います。


by hirohiro43427 | 2018-05-05 06:58

赤不動明王院の塾生としての日々の生活をつらつらと綴りたいと思います。


by hirohiro43427